天然ガス

天然ガスは主に液化天然ガス(LNG)として海外から輸入されており、その約7割が火力発電の燃料に使用されており、残りの約3割が都市ガスに使用されています。

1.天然ガスの国内の需給状況

天然ガスの輸入量、輸入金額及び主な貿易相手国別の輸入量推移

天然ガスは1970年までは国産のみでしたが、1970年代からの液化天然ガス(LNG)の普及によって、日本を含む世界各国の輸入量は増え続けており、単価も年々上昇しています。現在、日本の天然ガスの自給率は数%で、ほぼ輸入品に頼っているのが現状です。日本はオーストラリア、マレーシア、カタールを始め、色々な国から輸入することによって、地政学的リスクを抑えています。

貿易統計(財務省)(統計品目番号2711.11-000)エネルギー白書2021(経済産業省)をもとに当サイト作成

2.天然ガスの世界の需給状況

天然ガスの主要生産国の生産量及び輸出先

天然ガスの主要生産国の生産量、輸出量について、まとめました。世界の原油の生産量はアメリカ、ロシアで全世界の原油生産量の約40%を占めます。一方、輸出量はカタールとオーストラリアで約40%を占めます。 カタールは中国、インドを含むアジア圏を中心に様々な国に輸出しています。オーストラリアは主に中国と日本向けに輸出しています。

天然ガスのの主要生産国の生産量及び輸出先

【出典:Statistical Review of World Energy 2021 - BP(2021)】
緑色:生産量、オレンジ色:輸出量。
生産量は30百万トン以上の国、輸出量は5百万トン以上の輸出先を記載
生産量はLNG重量換算済(1LNGトン=1360m³)

天然ガスの主な輸入国及び輸入量(2021年)

中国、日本、韓国で世界の天然ガス輸入量のおよそ50%を占めます。今後、他国の発展に伴いエネルギー需要が増してきた場合、より購入単価が上昇し、輸入量の確保が難しくなる可能性があります。