タピオカ

インスタ映えするなどで女性の間で流行っているタピオカについて当サイトでも貿易状況を調べてみました。

タピオカの戦後史

タピオカの戦後史

1992年~1994年
タピオカココナッツミルクがブームになる
2000年
タピオカミルクティーがブームになり、一過性で終わらずにそのまま根付く
2017年
台湾ブーム、インスタ映えなどの理由でタピオカミルクティーのブームが再燃
2019年
タピオカミルクティーの消費量激増に伴い輸入量も激増

タピオカの国内生産量と輸出入状況

日本では国内生産のタピオカは少なく、そのほとんどは輸入品となります。

日本のタピオカ輸入量推移(1988年~2019年)

1988年当時、日本のタピオカ輸入量は19トンでしたが、2018年においては2928トンとその量は30年間で150倍以上となりました。特に2018年からの伸びが大きく、2017年の台湾発タピオカ専門店の出店ラッシュ開始の後を追う形となっています。台湾発を謳うからにはタピオカも台湾産のものを利用するのは自然な流れのため、輸入先の伸びはほとんど台湾産によることがグラフからわかります。2019年は2018年の6倍近い輸入量となりました。

【出典】財務省貿易統計(輸入、統計番号1903.00、集計期間:1988年~2019年)

2018年からの再ブレーク要因は台湾系外資企業の相次ぐ国内出店の影響にあり

タピオカミルクティーは2000年に一度、ブレークした後は定番化していました。しかし、2016年からの台湾系外資企業が国内に相次ぎ出店し、2017年はそれがさらに加速を始め、2019年はタピオカバブルの年となりました。

世界のタピオカの生産量・貿易状況

世界のタピオカ輸出量

輸出国を見てみるとタイと台湾で全体の80%を占めており、こちらの2カ国が主要輸出国であることがわかります。

【出典】UN Comtrade Database(輸入、統計番号1903.00類、集計期間:2018年)を編集・加工
※1 タイのデータはタピオカパールのみでその他の形状のタピオカは含まれていません。(参照:タイ国タピオカ澱粉協会HP
※2 台湾のデータは台湾貿易統計より引用

世界のタピオカ輸入量

こちらは世界のタピオカ輸入量になります。2018年の時点ではアメリカとミャンマーがタピオカの輸入大国です。ただし、アメリカはタイと台湾から同程度の数量を輸入しているのに対し、ミャンマーはほとんどがタイからの輸入となっています。なお、2019年は日本の輸入量が昨年比の6倍近い16772トンに激増しました。

【出典】UN Comtrade Database(輸入、統計番号1903.00類、集計期間:2018年)

その他

台湾のタピオカ輸出事情~日本市場へのシフトが2019年夏から大幅に進む

ここ数年、タピオカは世界中でブームになっていますが、2019年には日本(特に東京)でブレーク中です。タピオカの輸出量も月を追うごとに上昇傾向にありますが、特に2019年に入ってからの伸びが著しく、特に日本向けの輸出量が伸びています。

台湾のタピオカ輸出量及び主な輸出先(抜粋)

【出典】経済部国際貿易局(台湾貿易統計)(輸出、統計番号1903.00、集計期間:2018年1月~2019年8月)を編集・加工

このグラフから分かるように2019年7月には日本向けの輸出が初めてシェアNo.1となりました。それまではアメリカ向けの輸出がシェアNo.1でした。そして、2019年8月は先月7月の記録を更新しました。一体、日本向け輸出量はどこまで増えていくのか、先が読めない状況です。なお、台湾から日本への輸出量と日本から台湾への輸入量は異なりますが、これは統計データの取得元が台湾側と日本側との違いによるものです。

貿易近況:タピオカブームは過ぎ去り定番に、コロナ後はどうなる?

2019年のタピオカ輸入量の伸びは対前年比573%と驚異的な伸びを示したと同時に同年8月から9月をピークに輸入量は減り、2020年の3月は前年度並みとなりました。とはいえ、これはタピオカのブームが過ぎて飽きられたわけではなく、定番化したと言えるでしょう。

【出典】財務省貿易統計(輸入、統計番号1903.00、集計期間:2018年1月~2020年3月)

2020年3月の輸入量は前年比並みでした。2月末から3月中にかけてコロナ禍で動きがあったため、2020年4月の輸入量は大きく減っていることが予想されます。