エビ

エビは戦前は天然のみ流通していましたが、1970年代以降はアジアでの養殖技術向上によりインドやインドネシアからの養殖品の輸入が増加しました。

1.エビの国内需給状況の推移

エビの輸入量と国内生産量(天然+養殖)の推移

エビは1970年代の養殖化の発展に伴い輸入量は1990年代半ばまでは輸入量が年々増加していきましたが、それ以降は一転して減少し、2019年現在はピーク時の約半分となっています。

財務省貿易統計(概況品コード:00701131)、FAO FISH STAT(天然と養殖の合計、魚種:Shurimp,robstar)、漁業生産統計調査(エビ類 海・内水面の天然漁獲量・養殖生産量の合計)を元に当サイト作成

エビの主な貿易相手国

日本は主にインド、ベトナム、インドネシア、タイからエビを輸入しています。色々な商社が現地からこれらの製品を買い付けています。輸入自由化が1961年と早かったこと、1970年代に商業養殖の技術が確立されてから、安い値段で海外産の養殖エビを輸入できるようになりました。

2.エビの世界の需給状況

エビの主な生産国や輸入国の生産量、輸出量、輸入量をグラフ化しました。生産量ベースでは中国が断トツですが、輸出量ではインド、エクアドル、それにベトナム、アルゼンチン、インドネシアが続く形となっています。1994年の時点では世界のエビの輸入量は日本が1位でした(日本だけで当日の世界の輸入量全体の25%程度)。しかし、その後も養殖技術の発展に伴い世界的に生産量、輸出量が増加する中、日本だけその流れに逆行するように輸入量、国内生産量ともに減少していきました。とはいえ、世界の中ではアメリカ、スペインに続き、第3位のエビ輸入国であり、エビ輸出国にとって日本は主要なマーケットであることは変わらないようです。

FAO FISH STATを元に当サイト作成

エビの生産量は天然、養殖ともには毎年、増産しています。特に1970年代後半からの商業養殖技術の発展は大きく2010年代には養殖量が天然量を超えました。日本の生産量は減っていますが、世界的には養殖を中心に生産量は増え続けています。

FAO FISH STAT(天然と養殖の合計、魚種:Lobster, Shrimp, Prawn)を元に当サイト作成