ブロッコリー

ブロッコリーとカリフラワーは両方ともキャベツの仲間です。日本にはどちらも明治時代に輸入品として入ってきましたが、本格的に生産が始まったのは1960年代からで、このころはカリフラワーの方がよく食べられていたようでした。しかし。1980年代に緑黄色野菜ブームが到来するとブロッコリーの方が人気が出始め、現在はブロッコリーの生産、輸入がメインでカリフラワーは下火となっています。

1.ブロッコリーの国内需給状況の推移

栄養価の高いブロッコリーは健康ブームの影響もあり、年々、需要は増加しています。国内生産量のは増加とともに生鮮品の輸入量が減少しつつ、保存や小分け使用に便利な冷凍品の輸入が増えている点に着目です。

ブロッコリーの国内生産量と温度帯別輸入量の推移(1995年~2020年)

ブロッコリーは気温が高いと傷みやすいため、元々は冬季シーズン(11月~3月)にかけて収穫されていましたが、鮮度保持技術の向上に伴い、暖かい時期でも離れた消費地への輸送が可能になり、国内生産量のは増加しました。それに伴い生鮮品の輸入量は減少しましたが、冷凍品の輸入量がここ10年間で大きく増えました。

国内生産量:野菜生産出荷統計(出荷量ベース)及び輸入量:財務省貿易統計(生鮮ブロッコリー[品目コード0704.90-010]及び冷凍ブロッコリー[品目コード0710.80-010])を元に当サイト作成

ブロッコリーの主な貿易相手国及び輸入量の推移

国内生産量の増加に伴い主に生鮮品の輸入先であるアメリカからの輸入量は減少しているものの、主に冷凍品の輸入先であるエクアドル及び中国からの輸入量は年々、増加しています。

貿易統計(財務省)をもとに当サイト作成

ブロッコリー及びカリフラワ-の世界の需給状況

世界のブロッコリー及びカリフラワーの生産量及び輸出量

ブロッコリー及びカリフラワ-の主な生産国及び輸出先のフローマップ

【出典】2020年のFAOSTAT(生産量)及びUN Comtrade International Trade Statistics Database(輸出量)のデータを元に当サイト編集

※ 備考
生産量:50000トン以下は記載省略。輸出量:10000トン以下は記載省略

生産量が多い中国とインドは自国消費中心、輸出は北米ではメキシコからアメリカ向け、アメリカからカナダ向けが多い他、EU圏ではスペインからEU各国向けの輸出が多いです。いずれの場合も大陸をまたいでの輸出ではなく、同じ大陸内での流通がメインとなります。